今年も残すところあと2日になった。今読んでいるのが,村上春樹「村上さんのところ」、パトリシア・ハイスミス「11の物語」、笠井潔「バイバイ、エンジェル」。見た,見ている映画が、ヴィム・ヴェンダース&役所広司「Perfect Days」 ,「この町に生きて」、デヴィッド・リンチ「マルホランド・ドライブ」、韓国映画「もしかしたら私達は別れたかもしれない」 など。
村上さんは「ねじまき鳥クロニクル」を読み返した後、まだ読んでいない上記を見つけたので読んでいる。いつも1冊は村上さんのものを読んでいる。心を鎮めてくれるトランキライザーとして。「11の物語」は「Perfect Days」で知った。ヴェンダースは異国の文化をかくも見事に切り取れるのだろう。外国人ならではの新鮮な視点,だけでは説明できない。「Paris, Texas」でもそうだった。役所広司の演技が素晴らしいが、これを引き出したのもヴェンダース。幸田文の「木」もフォークナーの「野生の棕櫚」もピカリと光彩を放った。読んでないけど。(^o^)
映画は日・感・欧米3本並行して見ることを基本とするが、途中見るのが辛くなると、替わりの新たな映画を追加並行させるから多い時は5本ぐらい並行見していることもある。韓国映画はとても優れている。どうしても中堅俳優がレギュラー化、キャストの固定化,俳優不足がちょっと気になるが、一般作品の水準は高い。「もしかしたら私たちは別れたかもしれない」もそんな映画だった。韓国語は中には同じような発音もあるが、とても話せるようになるとは思えない,全く別の言語と思ってしまう。中国語もそうだけど。英語とドイツ語、フランス語とスペイン語・イタリア語の関係とは違う。