写真:阪神甲子園球場(第97回高校野球選抜)

清明の候 お元気ですか?3月は夏日があったり冬日があったり、1年を凝縮したような天候でした。体調は崩されていませんか? 

 それでも、桜は咲きます。桜の開花を日本人は年を追うごとに楽しみにしているように感じます。そんなことはないでしょうが。そして、ことしもみんなの期待通りに美しい桜花を見せてくれます。

 桜花への思慕とともに昨今増しているのではないかと感じられるのが、不幸や被災です。先日友人と話していて、「みんな,自分が死ぬと思っていない」という話になりました。「死」は、「病気」や「被災」に置き換え可能です。心理学用語では「安全性バイアス」や「正常性バイアス」と呼ばれることですが、自分の身には起こらないと思っている人が一部いるのは間違いなさそうだが、それにしても被災(とくに自然災害)のニュースが強調され,同時に復興への思いや災害対策も強調して、報道の露出も多いように感じます。復興の励ましや被災を最小限に留めてほしい純粋な善意からの報道なのはわかるのですが。

 その友人と話している時に、パラレルワールドの話になりました。その時は気づきませんでしたが、家に戻ってから,5次元、12次元はパラレルワールドと考えれば良いのか,とふと思いました。物理学で現世界を理解するには理論上,10次元や,11次元やさらには,12次元まで必要と言われています(超弦理論)。5次元さえもまったく分からないのに12次元などもってのほかだったのが、4次元のパラレルワールドは8次元,3平行の世界であれば12次元になる、とふと思いつきました。では、その間の5次元,6次元,7次元はどう考えたらいいか?5次元はたとえば、3次元と2次元のパラレルワールド、4次元と1次元のパラレルワールドと考えれば可能だ、と。もちろん、これが超弦理論ではありませんし、考え方として悪くはなさそうだと個人的に思っているだけです。また、3次元と2次元のパラレルワールドを具体的にどう考えるのか、はまた別問題です。(^o^)

 さらに,パラレルワールドの延長線上で「五感を消す」という言葉も出てきました。パラレルの五感を設定することによってパラレルワールドが創れるのなら、逆の「五感を消す」ということも考えられます。「五感を消す」とどうなるか?この現世界を知覚できなくなります。消せないまでも、弱められれば精神疾患に利用可能だと思います。つまり、たとえば、高所恐怖症や閉所恐怖症などのフォビアはそこが高いとか、閉じていると感じるから恐怖を感じるので、知覚をコントロールできれば(いうまでもなくそれができないから苦労するのですが)フォビアは軽減できる。これは他の精神疾患にも活用が可能です。日常的に起きる嫌なことを忘れることもできます。問題はどうやるかですが、洗脳や催眠術という方法が考えられます。それが良いか悪いかはまた別の問題です。

 その友人は、「希望を持つから苦しくなる。希望を持たなければ楽になる」ということも言いました。これもいい得て妙です。希望のない世界はパンドラの箱の逆転の発想です。希望がなければ現世界を生きていくことはできないように思ってしまいますが、希望がなければ失望もなくなり、生きていくのは楽になるかもしれません。どちらが良いか、どう考えるかは人それぞれです。

 この友人と主に広範囲に意識というテーマについて話しました。意識を変えれば世界が変わる。確かにそうかもしれませんが、意識を変えることが良いことなのかどうか,意識を変えるにはどうした良いのか,別の問題です。
 
 この友人はとても自惚れが強く,悪い意味のほうの唯我独尊です。しかも、自慢を何度も繰り返すので、会うととても疲弊します。少なくとも、今は、もう会うことはないと思っています。しかし、刺激されて脳が活性化され、いろいろな思考が促されるのも認めざるをえません。この点ではまるで、強い薬です。強力な薬には強力な副作用があります。効果が副作用を上回れば,使用はありえます。抗がん剤が好例です。しかし下回れば使用は中止です。より多くの効用を得ようと思ったら、より多くの犠牲やリスクを払うのが自然の理のようですが、ぬるま湯の中ではそれなりのものしか産まれないのでしょうか?レントゲンのように、圧倒的に効果が勝るのは例外なのでしょうか。私には分かりませんが、言えるのは、選べるのであれば、私はぬるま湯の中で、CTやMRIのような小さな副作用で大きな成果を何とか上げようと試みるだろうということです。(^o^)

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